面接の結果は基本、数日後に分かります。通知が来るまでドキドキしながら待っている人が殆どです。もし、面接中や面接後に合否が分かれば、ドキドキしながら結果を待つ必要はありませんね。
実は、面接の合否は、面接官の言動で分かる場合があります。このサインを知っていれば、面接中に自分が相手にどう思われているかを知る事もできるのです。
この面接官によるサインは非常に何気ないサインである事が多く、知らないと見逃してしまう事も多いサインです。これらのサインを見逃さないようにするには、あらかじめサインの内容を知っておく必要があります。
そこで、合格のサインとなる面接官の言動を解説します。サインを知り、見逃さずに読み取って、合否を判断する材料として活用してみて下さい。
Contents
合格のサインは面接官の言動で分かる。相手をよく観察しよう
面接官が出す合格のサインは、何気ない言動として出ています。サインの中でも代表的なものを紹介するので、面接時には相手をよく観察してみて下さい。
面接時間が長かった
面接試験では、試験にかかるおおよその時間が伝えられている事が多いです。この伝えられた時間よりも長い時間面接を受けた場合、合格している可能性があります。
目安としては、
- 面接の予定時間よりも、10分以上長くかかった
- 面接官と話が合って、話が盛り上がった
という場合が、合格サインとなります。
面接の時間が通常よりも長いという事は、それだけ自分に興味を持ってもらえた、という事です。もし、長い時間を取ってもらったり、話が盛り上がったりした時は、自分の事をしっかりアピールするのを忘れないようにしましょう。
具体的に入社後の話をしてもらえた
面接時間が通常通りでも、話の内容によっては合格している場合があります。
- 具体的に入社後の話をしてもらえた
- 仕事内容や、働く事になりそうな部署の話をしてもらえた
- 働く際の待遇について詳しい説明を受けた
という場合、その時点で合格している可能性があります。
入社後の話を具体的にするという事は、面接中の時点で、その人が自分の会社で働く事になる計画を立てている、という事でもあります。
この他では、その企業が持つ魅力について詳しく説明してもらえた場合も、合格のサインとなります。これは、応募者の入社意欲を高め、他の企業に流れていかないようにする為に行っている行為です。
入社後の話に比べるとちょっと分かりにくいサインではありますが、覚えておくとより手応えを判断しやすくなります。こちらも忘れずに覚えておきましょう。
次回の選考について詳しい説明を受けた
- 次の面接日の日程について説明された
- 次の選考となる試験の希望日を聞かれた
等、次の選考について具体的な内容を説明されたり、確認されたりした場合も、合格している可能性が高いです。
面接中に合格が決まっている為、その時点で次の選考に進める事を教えてくれる、という訳です。
- この日程に合わせて対策や準備をしてきてほしい
- お互いに選考がスムーズに進められる環境を整えたい
という気持ちから出されるサインとも言えます。
入社後の説明を受けた
次回選考よりも露骨なサインが、入社後の説明を受けた場合です。このサインが出た場合、滅多な事が無い限り合格とみていいでしょう。
内部事情を詳しく話してくるという事は、もう社員の一人としてみなしているという事です。面接官と、面接を行っている企業が受け入れ態勢を整えている証拠ですから、今までのサインの中でもかなり強いサインと言えます。
入社後の説明が簡単であった場合でも、
- 配属先の上司を紹介してもらえた
- 不合格の人が聞いても意味のない話をされた
という事があったなら、合格している可能性が高いと見ていいでしょう。
こんな動きがあった場合は、不合格かも…。不合格のサインも紹介
面接官が出すサインは、合格のサインだけではありません。不合格のサインも出している場合があります。これらのサインは、合格のサインと同じ状態で出ている場合もあります。
そのような場合、不合格のサインを知らないとぬか喜びする羽目になってしまいますね。不合格のサインもしっかり覚えて、出来るだけ正確にサインを読み取れるようになりましょう。
仕事と無関係な話が多い
- 自分の趣味や特技の話
- 仕事とは全く無関係な話
が多い場合、不合格の可能性が高いです。
これは、これらの話で面接の時間が伸びた場合も同様です。本当に一緒に働きたいと思うなら、仕事の具体的な内容を話すのが自然です。これが少ないという事は、相手は一緒に働く意識が低い、という事になります。
面接の時間が長いのは合格のサインではありますが、仕事と無関係な話によって時間が伸びた場合は、合格の可能性はあまり無いと考えておきましょう。
面接官がメモを取っていない
面接官が自分に対して興味を持っているなら、その内容についてメモを取ってくれる事が多いです。これは、採用する人の情報を後で見返し、検討する必要がある為に行っています。
メモを取られていないという事は、採用しようとする意識が低いという事の表れです。面接の内容をその場限りで終わらせようとしている、という訳です。もちろん、合格の可能性は低くなります。
選考や入社後の話が無い、具体的ではない
- 選考に関する具体的な話や予定を合わせる話が無い
- 入社後についての話が具体的でない、又は全くしない
- 選考が出る日についてのみ話がされる
という場合、不合格の可能性が高いです。
不合格の人に合格後の話をしても、当然無駄にしかなりません。選考や入社後の話が具体的でない場合は、その時点で不合格だとみていいでしょう。
この他、
- 面接官の反応が淡泊な感じがある
- 面接後の見送りが無い
という場合も、同じく不合格の可能性が高いです。
面接官が良い反応をするのは、その人と一緒に働きたいという気持ちがある証拠です。それが無いという事は、その時点で不合格が決まっているという事でもあります。この様な反応をされたら、あまり期待しない方がいいでしょう。
面接の合格サインはその場で分かる。面接官をよく観察しよう
面接官は合格や不合格のサインをその言動で表しています。面接官をよく観察し、相手が自分をどう思っているかをしっかり観察するようにしましょう。