大事な会議の最中、誰かがしゃべっていればまだしも、シーンとなった瞬間に「グ~」とお腹の音が鳴ってしまう…。
笑って済ませられる雰囲気ならいいのですが、真剣な話をしている場合には、誰も突っ込んでくれず、ただ恥ずかしいだけ。そんな経験をしたことがある人は意外と多いのではないでしょうか?
女性も年を重ねるとさまざまな経験をしていますので、“恥ずかしい”と感じることも減りますが、やっぱりお腹の音が鳴ってしまうと、気恥ずかしいものですよね。恥ずかしい思いをしないためにも、お腹の音を止める方法を紹介しましょう。
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お腹がすいていないのになぜ?お腹の音が鳴る原因
お腹がすいているときは特に、音が鳴りやすいものです。しかし、お腹がすいていない時でも音が出ることもありますよね。音の原因は何なのでしょうか?
空腹のときに音が鳴るのは腸が働いている証拠
お腹がすいているときに音が鳴るのは、胃の収縮運動が活発になっているからです。食事をした後、胃は収縮を繰り返しながら、食べたものを腸に送り出しています。
食事をした直後に音が鳴らないのは、胃の中に食べたものがたくさんあるからです。
胃が空になっても収縮運動が止まることはなく、血糖値が下がりお腹がすくとさらに収縮運動が活発になります。その際、腸に空気やガスが送られるのですが、そのときの胃の中にある
- 空気
- 食べ物の残りカス
- 水分
などの動きが音の原因と言われています。
「グ~」「キューグルグル」など音のバリエーションはいろいろですね。それは、胃の中にあるものの量や、胃の動き方によって異なります。
腸の蠕動運動が活発になるときにお腹の音が鳴りやすい
食事を消化しているときは、腸が蠕動運動をしていて活発に動いているので、お腹の音が鳴りやすくなります。さらに下痢をしているときも、腸の蠕動運動が活発になりすぎているので、音が出ることがあります。
また、便秘と下痢を繰り返しているようなら、過敏性腸症候群などの病気が疑われますので、早めの対策が必要です。
空腹の時間を作らないことが大事。お腹の音を出さないための予防法
多くは空腹になったときに、お腹の音は鳴りやすいものです。音を出さないためには、空腹になる時間を作らないことです。そのためにも、次のようなことに注意しましょう。
食事と食事の間を長時間開けないようにする
空腹になると胃の収縮運動が活発になり、音も出やすくなります。空腹の時間をできるだけ作らないことで、音が出るのを防ぐことができます。そうはいっても常に食べているわけにはいかないので、食事と食事の時間を空けないようにすることが必要です。
特に朝食は抜かないことです。朝食を抜くと、空腹の時間が長くなるため、お腹の音が鳴りやすいでしょう。
早食いはNG!食事はゆっくりとよく噛んで食べる
時間がないからと早食いをすると、空気まで一緒に吸い込んでしまいます。その結果、お腹の音が鳴ってしまうこともあります。
静かな時間を過ごす時は注意!炭酸飲料やガムを控えるようにする
炭酸飲料を飲むと気泡やガスが胃の中に入ることになります。ガムを噛むのも、空気を胃に入れやすくなります。
朝ご飯はしっかり食べたのに!お腹が鳴りそうなときの対処法
ランチまでお腹がすかないように、しっかり朝食をとってもお腹が鳴ってしまうこともあるでしょう。お腹が鳴りそうなときは、どうすれば音を止めることができるでしょうか?考えられる対処法を紹介しましょう。
空気をたくさん吸ってお腹に入れる
音が鳴りそう、と感じたら、大きく息を吸って空気をお腹の中に入れましょう。お腹を大きく膨らませたら、今度はゆっくりと息を吐きながらお腹を凹ませます。
猫背の方が音が鳴りやすい!背筋を伸ばす
お腹の音が鳴りそう、と感じたら背筋をピンと伸ばしてみましょう。そのとき腰に負担がかからないように、お腹に力を入れるのがポイントです。猫背でいる方が、お腹の音が鳴りやすいそうなので、注意しましょう。
一口でもいいので、甘いものを口にする
血糖値を上げて空腹を満たすことで、お腹の音を抑えることができます。チョコレートやキャンディなど、一口でもいいので、糖分を摂ってみましょう。
また、コップ1杯の水を飲むのもおすすめ。音を抑えることができるかもしれないので、試してみてください。
お腹が鳴っても気にしない。神経質にならないことが大事
お腹の音が鳴ってしまうと、条件反射のように恥ずかしくなってしまいますよね。しかし、お腹の音が鳴るのは、健康な証拠でもあるのです。胃や腸がしっかり蠕動運動をして、お腹の中をキレイにしてくれているから、音が鳴るのです。
自分ではすごく恥ずかしい、と感じてしまうお腹の音ですが、他人はそれほど気にしていないものです。あまり神経質にならないようにしましょう。
それでも気になる場合は、食事を抜いたりせず、きちんと食べるようにしたり、小腹がすいたと感じたら、甘い物を少しだけ食べたりするなど、空腹の時間を作らないようにするといいでしょう。