パートを探すときに、同時に複数の職場に応募することもあるでしょう。いくつかの職場から内定をもらったり、面接に行ってみてあまり良い印象を持たなかった職場から採用の連絡をもらったりしたときは、内定を断る必要が出てきます。
なかなか内定をもらえない人にとってみれば、贅沢な悩みかもしれません。しかし、その職場で働く気がないのであれば、早めに内定を辞退しなくてはいけないでしょう。
せっかく自分を採用してくれた職場に断りの連絡を入れるのは気が引けます。また、そのパート先が近所であったり、よく利用する場所だったりするとなおさらです。
ここでは、パート採用された職場への辞退の申し入れ方、伝え方のコツについて紹介していきます。
Contents
内定を頂いてから早めに連絡するのがベスト!内定辞退のタイミングと伝え方
採用連絡を頂いてから内定辞退をするときは、いつごろ、どのようなやり方で連絡するのが望ましいのでしょうか、
目安は3日以内、内定辞退の連絡
採用してもらったのに断りにくいと思って、ずるずると連絡するのを先延ばしにしているとどんどん断りにくくなります。
連絡が遅れれば遅れるほど、採用してくれた職場に迷惑をかけることになります。
あなたから内定辞退をしないということは、採用した側は当然あなたが内定を受け入れてくれたものだと思っています。
だからこそ、早い段階で内定辞退の連絡をしたほうがよいのです。目安は内定連絡を頂いてから3日以内。もしも、採用合否の結果が出る前にそのパート先で働く気持ちがなければ、断っても構わないのです。
辞退を決めた時点ですぐに連絡するようにしましょう。
内定辞退の連絡は電話で!
最近はSNSやメールにてパートの採用活動を行うところも増えています。だからといって、内定辞退の連絡もメールで済ませてしまうのはマナー違反です。
内定辞退の連絡を入れるときは、電話で行うのが望ましいです。
電話で連絡すると緊張してしまって上手く話せる自信がない人は、電話を掛ける前に伝えるべきこをとメモにしておくことをおすすめします。
内定辞退を上手に伝えるコツ
内提辞退の連絡を入れるときは、以下の点に注意しましょう。
- 簡潔に伝えること
- 内定を辞退するのは罪悪感があります。だからといって長々と謝罪や辞退の理由を続けられると、採用担当者が苦痛に感じるようになります。
相手も仕事の時間を割いて電話応対をしてくれているのですから、簡潔に伝えることを心がけましょう。
- 敬語は適切に使う
- 敬語がうまく使えていないと、社会人としての常識やマナーを問われてしまいます。
普段敬語を使い慣れていないと、突然使おうと思っても上手く出てこないものです。伝えることをまとめておいて、言い方を調べておくと間違った敬語を使わずに済むでしょう。
ケース別でみる辞退の伝え方と無難な辞退理由
パートに応募したときに、面接前、面接後、採用連絡を受けてからでは辞退の伝え方が若干変わってきます。ここでは、ケース別で適した辞退の伝え方と、角が立ちにくい辞退理由を紹介していきます。
面接前
既に第一希望だったパート先から内定をもらい、他のパート先の面接を受ける必要がなくなった場合、面接を辞退することになります。上手な断り方は以下の通りです。
まずは先方に電話をして「お忙しいところ失礼いたします。私○月○日に面接をお願いしておりました○○と申します。
せっかくお時間を調整していただいたのに申し訳ありませんが、今回は面接を辞退させていただきたくお電話をいたしました。大変申し訳ありません。失礼いたします。」
といった言い方で面接を断ればOKです。
面接後
面接を受けてから第一志望だったパート先から採用連絡を受けたり、面接を受けてみてそのパート先で働く意思が無くなったりした場合の断り方について紹介していきます。
「お忙しいところ失礼いたします。○月○日に面接をしていただいた○○と申します。先日はお時間を作っていただき、ありがとうございました。
まだ、結果はいただいておりませんが、今回は応募を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。大変申し訳ございません。失礼いたします。」
といったような言い方でOKです。
採用連絡を受けてから
採用連絡を受けてから第一志望の内定をもらった、採用をもらってみてよく考えたけれど、やはりそのパート先で働くことが難しいときは、以下のような言い方がおすすめです。
「お忙しいところ失礼いたします。○月○日に面接をしていただきました○○と申します。先日は採用決定のご連絡をいただきありがとうございました。
大変申し上げにくいのですが、今回は採用を辞退させていただきたいと思い、ご連絡いたしました。せっかく、採用していただいたのに大変申し訳ありません。失礼いたします。」
採用決定を頂いた後に断るときは、より丁寧な言い方で断るように努めましょう。
辞退の理由
基本的に聞かれない限りは辞退の理由を自ら話す必要はありません。しかし、採用担当者から辞退理由を尋ねられることがあります。そのようなときは、どのような理由を述べたらよいのでしょうか。
逆に相手に良くない印象を与えてしまうのは以下のような理由です。
- 他の会社に決まった
- 勤務形態、仕事内容が希望と合わない
- 給与面の不満
- 職場の雰囲気が合わない
- 家族の看護や介護
ただし、企業によっては辞退理由を今後の課題にしたいと言ってくることがあります。そのときは、真実を伝えても問題ないでしょう。
辞退の連絡はできるだけ早く簡潔に伝えることがコツ!
内定を頂いたのに、それをこちらの都合で辞退するのは大変心苦しいものです。だからといって、そのままにしておくわけにはいきません。
その職場でパートをする気持ちがないのであれば、早めに断るのがマナーです。また、断り方によって相手に与える印象も大きく変わってきます。丁寧に簡潔に伝えられるように努めてみましょう。