小さい頃はおむつで過ごしていた赤ちゃんも、大きくなってくると、自分でトイレをできるようにさせなければいけません。しかし、いつからトイレトレーニングを始めたらいいのか、悩むママも多いのではないでしょうか。
周囲の子供たちが続々とオムツを卒業しているのを見ると、うちの子も早くしなければと焦るママもいることでしょう。しかし、トイレができるようになる時期には個人差があり、その子に適した時期を見極めてあげることも必要です。
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トイトレの準備ができたか、見極めるサインとは?
トイレトレーニングを始める時期は、何歳からと決まっているわけではありません。なぜなら、トイトレを始めるためには、赤ちゃんの発達の方の準備も整っている必要があるからです。
トイレトレーニングの準備ができたか、見極めるサインは以下の通りです。
一人でトイレに歩いて行き、便座やおまるに座ることができる
トイトレの最終目的は、子供が自分の意思でトイレに行けるようになること。そのためには一人でしっかり歩行ができ、おまるや補助便座の上で座る姿勢をキープできる必要があります。
おしっこの間隔が2時間以上空く
赤ちゃんの身体が成長してくると、膀胱の機能や筋肉が発達し、尿を一定時間貯めることができるようになります。
おしっこの間隔が2時間以上空くようになったら、トイトレを始める準備ができていると言えるでしょう。
言葉である程度意思疎通ができ、トイレの意思を伝えられる
トイトレを始めるにあたっては、大人の言うことがある程度理解でき、大人の問いかけに「はい」や「いや」など簡単な返事ができるようになっている必要があります。
親の方の精神的、時間的なゆとりがあることも大切
トイトレは始めたらすぐできるようになるわけではなく、お子さんによっては一進一退で完全におむつを卒業するまで時間がかかる場合もあります。
うまくトイレが進まなかった時は、掃除も大変だしママがイライラしてしまうことも。仕事が忙しい時や、次の子の産前産後で余裕がない時などは避けた方が無難です。
親御さんの精神的、時間的なゆとりがあり、じっくり付き合ってあげられる時期を選びましょう。
トイレトレーニングの開始時期、一番多いのは2歳代
トイレトレーニングを開始する時期としては、2歳~3歳の間に始める人が半数以上を占めています。
その頃になると歩行もしっかりし、言葉を使っての意思疎通もだいぶできるようになりますし、3年保育の幼稚園に入れる親御さんは、入園前までにおむつを卒業させたいという思いもあるようです。
トイトレを始めるおすすめの時期は、薄着になる春~夏
トイトレを始める季節としては、薄着になる春~夏がおすすめです。薄着だとトイレに行った時のズボンやパンツの着脱が簡単ですし、洗濯物も乾きやすいからです。
保育園でトイトレをする場合は、家庭もそれに合わせて
保育園に通っているお子さんは、園でトイトレを進めてくれることも多いです。その場合は、園のタイミングと合わせて家庭でもトイトレを始めるとスムーズです。
トイレトレーニングを始める前に、準備しておきたいこと
お子さんがスムーズにトイレに行きたくなるように、親としてはどのようなことを準備しておけばよいのでしょうか。以下にまとめました。
絵本や動画などを見せて、トイレに興味を持たせる
お子さんが自発的にトイレに行きたくなるようにするためには、トイレが排泄するところだと理解させ、その上でトイレに興味を持たせる必要があります。
そのためには、絵本や動画を活用するのがおすすめです。お子さんが興味を持ちやすいよう、トイレについて描かれた絵本はたくさんありますし、子供に人気のアニメキャラクターがトイレについて説明している動画もあります。
そうしたものを使いながら、お子さんがトイレに行くことに恐怖心を持たないよう、うまく慣らしてあげるとよいですね。
トイレを好きになるよう、照明や内装に工夫を
トイレが狭くて薄暗いと、お子さんは恐怖心を抱いてトイレに行きたがらないかもしれません。
もしお宅のトイレが薄暗いのなら、照明を変えて明るくするなど、工夫してみてください。
トイレトレーニングを始める前に、準備しておくものは?
初めてのお子さんだと、トイトレにどんなものが必要なのか、悩むママもいらっしゃるかもしれません。以下に必要なものをまとめましたので、参考にしてください。
- トレーニングパンツ
- 普通のパンツと違い、布が何層にもなっているので吸水性がよく、トイレに失敗しても漏れにくい構造になっています。ほかに使い捨てタイプの紙のトレーニングパンツも。お子さんの好きなキャラクターが入ったものを用意すると、より興味を持ってもらえるかもしれません。
- 補助便座
- 子供が便座にはまらないよう、通常の便座に乗せて使う子供用の便座です。前に取っ手がついたまたぐタイプのものやソフト素材、ステップ付きなど様々な種類があります。おまるに比べ、紙で拭いて水を流すといった、大人と同じ一連の流れが経験できるのがメリットです。
- おまる
- 両足が地面に付くので、子供の姿勢が安定し、「トイレが狭くて怖い」というお子さんでも排泄のトレーニングがしやすいがメリット。ただし、排泄物の処理や掃除の手間があり、衛生管理にも気を付けなければなりません。
- 防水シート
- トイトレが進み、夜眠る時もパンツを履くようになったら、おねしょをしても布団まで濡れにくいよう、防水シートを敷いておくと便利です
- ごほうびのシールなど
- お子さんは何かできた時にシールなど、ちょっとしたごほうびをあげると喜びます。トイレにカレンダーを張り、トイレが成功した時にシールなどを付けていくと、お子さんのやる気をより引き出せるかもしれません。
トイトレは焦らず、お子さんのペースに合わせることが大事!
いかがでしたか?ご紹介したように、おむつが取れるタイミングには個人差があり、なかなかトイトレが進まなかったとしても、焦る必要はありません。
周りが続々とおむつが外れていくと、うちの子もと焦る気持ちになるかもしれませんが、失敗したからといって怒ってばかりいると、お子さんを萎縮させ、トイレに対する恐怖心も植え付けてしまいます。
もしうまく進まないのなら、保育園や幼稚園の先生、子育て相談窓口やかかりつけのお医者さんに相談したり、いったん止めてみるのもいいでしょう。