出産祝いの品を選ぶのはこちらも幸せな気分になって楽しいものです。
でも、お友達なら希望を聞いて好きな物を贈ればいいけれど、上司となるとそうもいかないですね。
上司にお祝いを贈る場合にはどんなことに気をつければいいか、失礼の内容にマナーを押さえた贈り物をしたいものです。
また、どんなものが喜ばれるか、おすすめの出産祝いのプレゼントなどもご紹介しますね。
普段お世話になっている上司の方へ気持ちをしっかり伝える出産祝いについてまとめましたので、お祝いに迷っている方は是非参考にしてみてください!
上司に贈る出産祝いの正しいマナーを知っておこう
友達ならあまり深く考えなくてもいいですが、職場の上司となるとそうはいきません。あくまでも仕事上のおつきあいですから、仲の良い上司だったとしてもマナーをわきまえて贈り物をしましょう。
現金より品物
お金や商品券の方が好きなものを買えるから良いのでは?と思うかもしれませんが、目上の方に現金を贈ることは失礼に当たります。
部下から上司に渡すもので、現金でも良いのは結婚と葬儀の時だけです。
ここはお祝いの気持ちを品物に託して、あなたが選んだものを贈るようにしてください。
出産祝いを贈るタイミング
出産したことを知っても、間髪おかずに贈らなくてはいけないわけではありません。1週間くらいは入院していますし、母子ともに健康で退院した後で十分です。
ただし、出産したという知らせをすぐには知らなかった、ということもありますよね。直属の上司でなければ、もしかしたら1ヶ月近く経ってから知ることだってあると思います。
その場合は、知ってからなるべく早く贈れば失礼には当たらないので大丈夫ですよ。
出産祝いののしのマナー
出産祝いを贈る時はのしをかけてもらうと思いますが、のしのマナーについてもおさらいしておきましょう。
- 出産祝いの水引は花結び(蝶結び)
- 表書きは御出産祝、祝出産など
- 自分の名前は苗字だけを書く
もし渡すタイミングがずれてしまって、出産から時間が経っているなら「御祝」でも大丈夫です。
連名で贈る場合は、
- 3名以下なら年長、代表格の人を真ん中に、順に左側に並べて書く。差がない場合は50音順。
- 4名以上の場合は代表の人を真ん中にフルネームで、左に「○○部一同」などと書く。
御祝いしたのが誰かわかるように、別紙に書いて入れておきます。
病院へは行かない方が無難
せっかくだからお見舞いも兼ねてお祝いを渡しにいきたい、と思う人もいるかもしれませんが、それは遠慮しておきましょう。
出産後のママはとても疲れています。生まれた直後から慣れない授乳が始まり、出産後の急激な身体の変化でへとへとなんです。とても人の相手をする状態ではありません。
ですから、基本的には身内以外は病院へ直接行くのはやめておいた方がいいです。
また、退院後も床上げがすむまではママは基本的に寝たきり状態が理想なので、家族以外の人が家に立ち入ることはやめましょう。
最低でも2ヶ月くらいはゆっくりしてもらわないといけない時期です。
年賀状などで知ったら
部署が違ったり、元上司だったりすると年賀状で出産を知ることもあるかもしれないですね。
その場合は、生まれて半年以内くらいだったら「出産祝い」として贈ればいいと思います。
それ以上経っている場合は、お誕生日にあわせて「お祝い」として贈ればいいでしょう。
手渡しか郵送か
小さいものなら職場で手渡しをしてもいいと思いますが、帰りに荷物になるようなら自宅に郵送した方がスマートです。
あなたが渡すお祝いが小さくても、他の人も渡しているでしょうから、たくさんになるとやっぱり大変ですよね。
車通勤などで持って帰るのに困らなければ手渡しでも良さそうですね。その方の通勤の状況なども考慮して、せっかくの御祝いが迷惑にならないようにしたいものです。
男性上司に独身女性がお祝いを贈る場合
あなたが既婚女性であるならあまり心配はいらなのですが、独身女性である場合は少し注意が必要です。
上司の奥さんとも顔見知りで、どんな人か気心も知れている中であればいいのですが、たいていはそうではないと思います。
出産おお祝いだったとしても、女性からのプレゼントには神経を尖らせる奥様もいることをお忘れなく。
あらぬ疑いをもたれないように、できれば個人的にではなく、「有志一同」のような形で、みんなで渡すのが無難です。
上司に贈りたい、おすすめの出産祝い
では実際どのような御祝いがいいか、私が部下からもらって嬉しかったものなど実例も含めながらご紹介したいと思います。
出産祝いの相場は
1人で贈るなら3000〜5,000円くらいが相場です。あまり安すぎず、かといって高価過ぎないものという感じでしょうか。
ただ、せっかくの御祝いだからちょっといいものを贈りたいということもありますよね。
数人集まって合同で贈る場合は、一人が2000〜3000円くらいずつ出し合って、1万円以上の物を贈るのでもOKです。
洋服は少し先に着られるサイズを
生まれたばかりの赤ちゃんは50cmほどしかありませんが、すぐに大きくなってしまいます。
ですから、少し先、1歳くらいになって着られるような服だと喜ばれます。
もしデザインや色の好みがわかればそれにあわせたいところですが、もしわからない場合は無難でシンプルなデザインのものを選ぶのがおすすめです。
プチバトーは1893年創業のフランスの服メーカー。デザインだけでなく生地を作るところから縫製まで全て行っています。
http://www.petit-bateau.co.jp/shop/
ポンチョなどサイズに関係なく着られるものもおすすめ
ポンチョやケープなどサイズに関係なく着られるものもおすすめです。
デザインによっては2〜3歳まで使えますし、コットン素材なら夏の冷え防止にも使えます。
ちょっと高価な肌触りのいいタオル
タオルはいくらあっても困らないものですが、肌がデリケートな赤ちゃんには質のいいタオルを使いたいものです。
でもいいタオルってけっこういいお値段がするので、高級なタオルはもらって嬉しいものの一つです。
オーガニックコットンのバスポンチョ
バスポンチョは小さいうちはおくるみとして、大きくなったら自分で着るバスローブとして使えるのでとても便利です。
子供のお世話をしていると自分が服を着るひまもないので、湯冷めしないようにとりあえず子供にバスポンチョを着せておき、その間に自分が支度する、というように使えます。
お風呂上がりはもちろん、プールの後などにも着せられますね。
オーガニックコットンベビーバスローブ
価格:7128円
https://www.marksandweb.com/store/g/gGOIK071/
スタイ
5〜6ヶ月になって離乳食が始まると赤ちゃんのよだれも増えてきます。スタイは1日に何度も替えることがあるので、たくさんあると嬉しいものの一つです。
ガーゼのハンカチ
スタイと同じくらい、たくさん用意するのがガーゼのハンカチです。
ガーゼのハンカチも何枚あっても困らないので、オーガニックコットンなどちょっと上質な肌触りのいいハンカチがおすすめです。
おもちゃ
おもちゃは口に入れても大丈夫な塗料を使ったものや、木のぬくもりを感じるものなど、赤ちゃんに優しいおもちゃがいいですね。
とはいえ、あまり大きいものだと収納に困ってしまうと思うので、赤ちゃんが手に持って遊べるようなおもちゃを選びましょう。
単品はもちろん、御祝い用にギフトセットもあります。
https://www.omochanomori.jp/hpgen/HPB/categories/11430.html
離乳食作りに。小分け容器
離乳食は1食ずつ作るのは大変なので、まとめて作って冷凍しておくことが多いもの。少しずつ小分けに出来る容器が必要になってきます。
普通のタッパーでももちろん冷凍は出来ますが、1食ずつ小分けに出来るサイズだと使いやすいです。
また、月齢が進んでいくと、冷凍した離乳食をそのままお出かけに持って行く、なんてこともあるので、密閉性のある容器だとなお嬉しいです。
密閉性が高いのにワンアクションでふたを開けられるという優れもののコンテナです。
価格:1620円
https://www.plus-f-shop.com/fs/form/6112300
大勢で贈るならカタログギフトも
どうしてもいいものが見つからない、もしくは大勢で贈るという時にはちょっと高価なカタログギフトでもいいでしょう。
カタログの中から好きな物を選んでもらえるので、金券とはちょっと違いますよね。
出産祝いはママへのプレゼントでもOK!
衣類は一通りあるし、おもちゃ類も祖父母がたくさん買ってくれるから物をたくさんもらっても困る、という場合も中にはあります。
そんな時は、ママへのプレゼントでもOKです!
ボディケア用品
出産後のママは自分のお手入れをする暇もありません。ボディを早めに元に戻したいけど、エステに行く暇なんてないんです。
そんな忙しいママに、セルフケアをしつつ癒しの時間を作ってもらえるようなボディケア用品はいかがでしょうか。
寝る前に少しマッサージをするだけでも、育児の疲れが取れると思います。
保湿をしながら肌の引き締めも出来るママ用のボディオイルと、赤ちゃん用のベビーオイルやローションのセットです。
価格:5724円
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ママバッグ
ママになるとお出かけの荷物がたくさん!コンパクトでかつ大容量なバッグは重宝します。
ただ、バッグは好みがあるので、どんなブランドが好きか、リュック型かトートバッグ型かなど、事前に希望を聞いて「欲しい!」と思っているものをプレゼントできるといいですね。
オーガニックのハーブティー
出産後は息つく暇もない忙しさ。少しでもリラックスしてもらうために、ハーブティーのセットはいかがでしょうか。
1つのハーブだと好みに合わない場合があるので、色々とブレンドされたハーブティーが詰め合わせになっているようなものがいいと思います。
もらう人の気持ちを考えて贈るのが一番
子供は突然生まれるものではないので、事前にある程度リサーチすることは可能だと思います。上司本人の好みや、奥様の好みなど、どんなものを欲しがっているかさりげなく日常会話の中で探りたいですね。
女性の上司であれば、本人に何が欲しいかを直接聞くという方法もあります。男性上司なら奥様に聞いてもらってもいいかもしれません。
サプライズも嬉しいですが、いくら頑張って考えても相手が欲しがっているものをチョイスできるとは限らないですよね。だったら欲しいと思っているものを教えてもらった方が、確実に役立つプレゼントを贈ることが出来ます。
いずれにしても、どんなものなら喜んでもらえるかな?ともらった人の気持ちを考えながら選べば、きっと喜んでもらえると思います。