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仕事中にスマホをいじるのはあり?注意、放置、どう対応すべきか

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仕事中に、明らかに私用のスマホをいじっている人に注意をしますか?それとも知らん振りをしてとりあえず放っておきますか?
スマホが出始めた頃はこんなことを心配する必要もなかったですが、若い世代ほど仕事中でもスマホをいじることに抵抗のない人が多いように見受けられます。
会社としてはスマホなどをいじらず仕事に専念して欲しいものですが、そもそも仕事中のスマホ使用を禁じることはできるのでしょうか。
仕事中にスマホを使ってもいいのかどうか、法的にはどうなのかということも含めてまとめてみました。

仕事中にスマホをいじる理由は?仕事に必要なのか

本来仕事にスマホは必要ないでしょう。仕事中にスマホをいじっている人は、本当にそれが必要なのでしょうか。

家族の緊急時などやむを得ない場合

家族の病気や何かしらの不測の事態が起きて、緊急の連絡が入るということはあり得ますね。
昔なら会社に電話をしてくるところですが、今はメールやLINEなどで連絡をするという人が多いでしょう。
とくに子どもがいる人は、保育園や学校などから連絡が入ることもあり得ます。

常識から考えてそれがやむを得ない連絡であれば、スマホの利用は許されるというのが一般的な見解です。

今日はとくに予定がないといってあったのに急な残業で遅くなる、ということも家族に伝えなければ心配しますよね。

プライベートなことであっても社会通念上おかしくないことであれば、仕事に支障が生じているとは考えづらく、業務時間内であってもスマホの利用はOKでしょう。

ゲームや仕事と関係ないネット情報などは論外

スマホの利用が緊急でもなく、仕事とも関係ないという場合は許されないと考えた方がいいです。

  • ゲーム
  • SNS
  • 仕事とは関係ないインターネットの閲覧

などは仕事中に見るものではありません。

私用でのスマホ使用は懲戒処分の対象にもなる

たかがスマホ、仕事はちゃんとしていると思う人もいるかもしれませんが、使い方によっては懲戒処分の対象になりますので、十分気をつけてください。
注意されてもやめないなどの悪質な場合は、最悪クビになってしまうこともあり得ます。

雇用契約への違反

労働者は会社と雇用契約を結ぶ際に、勤務時間は職務に専念しますということを誓約しているわけです。
仕事をちゃんとします、その代わりにお給料をもらいますという契約をしているわけですよね。

仕事中にスマホをいじっているということは、その「職務専念義務」に違反するわけで、雇用契約自体への違反となるのです。

上司はもちろん注意や指導を行いますし、それに従わない場合は処分されても文句はいえません。

情報漏洩の危険

今はどのスマホにもカメラがついていますから、社内の機密情報や管理している個人情報を簡単に撮影できてしまいます。
情報漏洩は守秘義務に違反しますし、会社に損害を与える行為です。
仕事中のスマホ使用は情報漏洩につながる可能性もあるので、禁止としている会社も多いですね。スマホから情報が漏れれば、当然懲戒処分です。

また、自分がやっていないつもりでもそう判断されてしまったら(疑いをかけられたら)、処分される可能性があります。

常識に照らして考えてみる

例えば、会議中にどうしても確認したいことが出てきてメールをうつとか、調べものをしたくてインターネットを見るとか、常識で考えてもおかしくないことであれば許されるでしょう。
家族との連絡も必要なものであれば許されるというのは先ほどもお話ししました。

実際に裁判でも、私用のメールを送っていた場合でも、「社会通念上相当と認められる限度で」会社に対して損害を与えない範囲であればよいという判決が出ています。

スマホ使用の時間や回数、内容などが「常識に照らして」どうかということが処分の分かれ目になりそうです。

仕事中にスマホをいじっている人への対処法

隣の席の人がずっとスマホをいじっていたら気になりますよね。そんな時はどう対処したら良いでしょうか。

就業規則を確認

まず、自社の就業規則を確認してみてください。業務時間中のスマホ使用は禁止となっていれば禁止です。
注意をしても問題ないですし、従わない場合は処分の対象となります。

業務命令として注意

就業規則に書いてなければ使ってもいいかというと、そうでない場合もあるので注意してください。
上司から見て「常識の範囲を超えて」使用していると判断された場合は、注意を受けることがあります。

管理職には業務を円滑に遂行するという役目がありますから、そのために必要な業務命令を部下に出せるわけですね。

ですから上司が「業務に支障が出ている」と判断した場合、業務命令としてスマホの使用禁止を言い渡されることもあります。
その場合は、たとえ就業規則に書いていなかったとしても注意には従う必要があります。
自分が管理者であれば注意できますし、そうでない場合は上司に相談してみてください。

基本的にはスマホを出さない

あると使いたくなる、見たくなるのが人情ですから、

  • 仕事中はデスクにスマホを出さない
  • 事務室への持ち込み禁止

などのルールを設けるのもいいでしょう。そうすれば、私用で使っているかどうかなんて問題も起きません。

なぜスマホが必要なのか理由を聞いてみる

もしスマホの使用が多いなと思ったら、理由を聞いてみましょう。
何らかの家族のトラブルを抱えていて、どうしても頻繁に連絡を取る必要が生じているのかもしれません。

それが期間限定的なものだったり、話を聞いてやむを得ないなと判断できれば、あまり気にすることもなくなります。

再三注意をした上で改善されない場合は処分

どんな使用の仕方だったのか、使用時間や頻度などにもよりますが、再三の注意を受けても改善が見られない場合は、本当に処分されることがあるので注意してください。

就業規則に使用禁止の項目があれば理由もなく使っているだけでも違反になりますし、上司の注意も聞かなかったのということになると、解雇されても文句は言えません。

クビになる前にやめた方がいいよ、と注意してあげた方がいいですね。

緊急の用事は職場の電話へ

どうしてもスマホで連絡しなければいけないことがあれば別なのですが、緊急の用事は会社の電話にかけてもらえば済むことではないでしょか。
家族には休憩時間でないとスマホを使えないという旨を伝え、どうしても必要なことは職場に連絡してもらうのが一番です。

自分がスマホを使いたいと思った時の注意

人が使っているのを注意しておいて、自分が使っていたら「あの人、なんなの」と思われてしまいますから、気をつけましょう。

自分が使う時は上司に許可を取る

使用の仕方が常識の範囲内であれば禁止されないということを考えても、それが常識の範囲なのかどうかは、外から見てわからないこともあります。
だから、どうしても使いたい緊急の用事があったら、

  • 子どものことで学校に連絡をしたい
  • 家族が入院しているので、ちょっと連絡を取りたい

など、話せることであれば理由を説明してから使えば、あらぬ誤解を受けなくても済むでしょう。

職場でのスマホ使用のルールを決めてもらおう

いつまでもすまほをいじっている人を見ると不愉快になると思いますし、みんなの士気にも影響します。
就業規則を確認することはもちろんですが、職場でのスマホの使い方について一度みんなで話し合い、ルールを決めるのが一番だと思います。
ルールがあれば注意もしやすいし、お互いにそれを守ろうという気持ちにもなりますよね。
基本的には仕事中のスマホは「なし」です。仕事中は仕事に専念しましょう。

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